ここでは、こうしたねたみ心が原因で生じる問題行動の芽を未然に摘み取り、さらに、ねたみ心が原因で生じてくる心のさまざまな不調を回避するため、精神医学的観点からぜひ知っていただきたいことを詳しく解説します。
■ねたみ心は心の健康を損ないやすい
人は誰しも、時に誰かをねたんでしまうもの。もっとも、ねたみの視線は通常、自分の見知らぬ人には向きません。例えば、テレビできれいな人を見たとしても 「あら嫌だ、頭に来る!」なんてことはまず無く、大抵は「なんてきれいな人!」でおしまい。ねたむ相手は通常、自分の身近な人です。
例 えば、姉妹関係。妹は男子に大変人気があるかわいい女子だとして、姉はその正反対で全然、男子に人気が無いとします。そんな姉が、ボーイフレンドと楽しそ うにはしゃぐ妹を見たりすれば、思わずねたんでしまうかも。人によっては「あら、楽しそうにやっているわね」と、やさしく見守れる場合もあるでしょうが、 もしも妹をねたんでしまい、こっそり意地悪をするようになってしまっては大変です。こうなっていく背景には、姉の心理に何らかの不合理性が生じているも の。
自分を妹と比べてみては、「自分の方が○○なのに、どうして妹だけモテるの?」と怒ってしまったり、場合によっては自意識が強過ぎ て、自分よりモテる妹が許せない場合もあるでしょう。でも、他人をいつも上から目線で見ていては、自分に寄って来る男子はなかなか現われないでしょうし、 そもそも自己評価なんてものは、他人が自分に下す評価とは往々にして違うもの。たとえ自分ではイケてる女子のつもりでも、周りが自分を見る目は残念なが ら、かなり厳しい場合だってあります。
このように、嫉妬心は時に誰の心にも生じるものとはいえ、家族関係など、大切な人間関係を壊すポテンシャルがあることには充分お気を付けください。
■ねたみ心には、うつ病、パーソナリティ障害などの可能性がある場合も
嫉妬心は時に、心の病気のきっかけになってしまう可能性もあります。その際、まず第一に気を付けておきたいのは、うつ病。うつ病は代表的な心の病気の一つ で、一生のうちの罹患率は10~20%前後もあり、誰でも何らかの要因によって脳内環境が悪化すれば、うつ病を発症してしまう可能性があります。
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